自動車部品大手のマレリ(MARELLI)は27日、インド南部カルナタカ州ベンガルール(旧バンガロール)にテクニカル研究開発(R&D)センターを新設したと発表した。特にソフトウエアエンジニアリングのイノベーション能力を強化する。2年以内に約600人のエンジニアを雇用する予定。
新センターの主な活動は、エレクトロニクス、ライティング、内燃パワートレイン、電動パワートレインなど、マレリの主要な技術分野に注力。
特に、▽コックピットDCU(ドメイン・コントロール・ユニット)用ソフトウエア、デジタルクラスターメーター、パワートレインおよび電動パワートレイン▽センシング技術を含む次世代のエレクトロニクスシステム、パワートレインおよび電動パワートレイン製品、自動車用ライティングのシステム検証▽エレクトロニクス製品および将来の自動車用ライティング製品用のメカニカルデザイン・シミュレーション――に集中する。
■エンジニアリングセンターと連携
新センターの完全稼働時には、北部ハリヤナ州グルグラム(旧グルガオン)に設立された同社のエンジニアリングセンターと合わせてR&D能力を高める。研究チームのメンバーは1600人以上に達する見込みという。
2022/9/29