ドイツのレンタカー大手シクスト(Sixt)は4日、中国の二次電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD)から電気自動車(EV)を購入する契約を締結したと発表した。当初は数千台を発注し、年内に供給を受ける。シクストは2028年までにBYDからEV10万台を購入する予定という。

■年内に独・仏・蘭・英で導入

欧州のレンタカー会社でBYDの車両を導入するのはシクストが初めてという。シクストはBYDから購入したEVを今年の第4四半期(10~12月)にドイツとフランス、オランダ、英国で導入する。最初に導入するモデルは、BYDのCセグメントのスポーツタイプ多目的車(SUV)「ATTO 3(アットスリー)」。

シクストは2030年までに欧州で提供するレンタカーの70~90%を電動化する目標を掲げており、BYD以外の自動車メーカーのモデルも導入する計画。シクストはまた、独自の充電インフラの整備も進める予定としている。

2022/10/6

 

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