EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海(ホンハイ)精密工業を中核とする台湾の鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)は6日、新興EV(電気自動車)メーカーの米インディEV(INDIEV)から試作車の生産を受託したと発表した。


鴻海科技集団は米オハイオ州ローズタウンに保有する工場でインディEVの試作車「インディワン(INDI ONE)」を生産する。両社はインディワンの将来的な量産も視野に協議を続けるとしている。

インディEVのShi Hai最高経営責任者(CEO)は今回の合意について「インディワンは最高品質の自動車とコンシューマー・エレクトロニクスの生産技術を必要としている」と述べた。

■航続距離は483キロ

インディEVは2017年の設立でカリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置く。同社のウェブサイトによれば、インディワンは95キロワットの電池システムを搭載しており、航続距離は約300マイル(約483キロメートル)で、最高出力は410馬力。価格は4万5000米ドルとされている。

2022/10/7

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する