独フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコの自動車メーカー、シュコダは7日、ベトナムの複合企業タインコン・グループ傘下のTCモーターと戦略提携し、同国市場に進出すると発表した。早ければ2023年から欧州生産モデルの販売を開始し、24年中にはTCモーターの新工場でスポーツタイプ多目的車(SUV)「クシャク(KUSHAQ)」とセダン「スラビア(SLAVIA)」のCKD生産を開始する計画。


■年間3万台の販売目指す

シュコダの最初の販売店は、首都ハノイ市と南部ホーチミン市で計画し、その後は50カ所以上のディーラー網の確立を目指す。当初はSUV「コディアック (KODIAQ)」と「カロック(KAROQ)」、セダン「スペルブ (SUPERB)」、ファストバックセダンとステーションワゴンの「オクタビア(OCTAVIA)」を欧州から輸入して販売する。当初は年間3万台の販売を目指し、将来的には同4万台に引き上げる計画という。

■EVもCKD生産へ

TCモーターの新工場は北部クアンニン省に建設中で、24年上半期(1~6月)の完工を見込む。クシャクとスラビアに続き、25年には電気自動車(EV)の「エンヤクiV(ENYAQ  iV)」のCKD生産も開始する。CKDキットはシュコダのインド西部マハラシュトラ州プネの工場から輸入する。

2022/10/11

 

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