欧米ステランティスは12日、インド南部のカルナタカ州ベンガルール(旧バンガロール)でソフトウエア技術センターを開所した。スマートコックピットや先進運転支援システム(ADAS)、人工知能(AI)などの研究開発を担うとしている。

床面積は5万平方フィート(約4645平方メートル)で、約500人の従業員を配置する。車内の音響を研究するための次世代ラボも併設するという。

■スマートコックピットのソフト開発を主導

同センターは、同社が2024年中に展開を開始する予定のSTLA技術プラットフォームの一角を占める「STLAスマートコックピット」の開発を主導するほか、ADASの「STLAオートドライブ」の開発でも重要な役割を担当するとしている。

STLAスマートコックピットは、同社と台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の合弁会社のモバイルドライブ(Mobile Drive)が開発し、カーナビゲーションや音声アシスタント、車内でのeコマースマーケットプレイス、決済サービスを可能にする。STLAオートドライブはBMWと共同開発し、一定の条件下でドライバーに代わってシステムが運転を担う「レベル3」までの自動運転技術を可能にする。

2022/10/13

 

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