車載ソフトウエア開発の米セレンス(Cerence)は19日、仏ルノーグループと、電気自動車(EV)のエクスペリエンスを向上する自然な対話が可能な次世代コパイロット技術の共同開発に向けて複数年契約を締結したと発表した。両社は車との自然な対話を可能にすることで車内体験を大幅に向上させることを目的とした共同開発チームを構築し、ドライバーと同乗者に対して、事前に各種機能のアドバイスや説明、提案、容易な操作をガイドする車内コンパニオンを開発する。

セレンスの車載音声アシスタント「Cerence Assistant」をベースとした車内コンパニオンは次世代のルノーのモデルに搭載される予定だ。

■AI技術を活用

自然な対話が可能なコパイロットの新機能はルノーの次世代モデルのインテリジェントコネクテッドシステム「openRlink」に搭載される。人工知能(AI)技術の活用により、▽搭乗者に新しい車両機能の初期設定方法やガイドツアーなどを紹介▽運転行動と場所に基づいて最適なEV充電ステーションを案内▽温度調整や適切なタイミングでのドライブモード選択など、便利でインテリジェントな機能を予測してドライバーに提案――などの利用が可能になる。

2022/10/20

 

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