日本電産は24日、電気自動車(EV)用トラクションモーターシステム「E―Axle(イーアクスル)」の第2世代(Gen.2)の量産を中国で開始したと発表した。


同社は2019年4月、EV用駆動モーターとギア、インバーターを一体化したEV用トラクションモーターシステムのイーアクスルをティア1サプライヤーとして世界で初めて量産開始。以降、中国の顧客を中心に採用が進み、今年9月末までに52万台以上を生産し、13車種に搭載されている。

■広汽集団との合弁会社が量産

日本電産は9月26日、中国の国有自動車メーカー大手である広州汽車集団(広汽集団)との合弁会社の広州尼得科汽車駆動系統(Guangzhou Nidec Auto Drive System、本社:広東省広州市)でイーアクスルのGen.2の量産を開始。第1世代の開発と量産を通じて培った磁気回路設計技術、油冷技術などのノウハウをベースに、さらなる軽量化と静粛性を両立させた。

イーアクスルのGen.2は100キロワット(kW)から量産を開始。現在生産中の第1世代の200kW、150kWなどの各ラインアップについても、順次Gen.2に切り替える予定という。

2022/10/25

 

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