コネクターメーカーの米モレックス(Molex)は26日、メキシコ中部のハリスコ州グアダラハラに第2工場を開設し、北米地域の生産能力を拡大すると発表した。13億米ドルを投資し、自動化、ロボット、最先端の生産工程を活用し、急増する電気自動車(EV)向けソリューションの需要を満たすとしている。

面積6万平方メートルの新工場の開設により、モレックス全社の工場の延べ床面積は従来の約2倍に拡大。北米と世界各地のオートモーティブ、トランスポーテーション、産業用の顧客向けの先端エンジニアリングと大量生産に対応する。

■品証・計測用ラボを併設

新工場内に設置した品証・計測用ラボは工場内エンジニアの業務を支援し、製品の設計品質の向上と開発サイクルの迅速化に貢献。社内に各種ラボを擁することは、モレックスの顧客中心主義の土台であり、手直しコストの削減や、製品開発段階に要する貴重な時間の短縮にもつながるという。

2022/10/27

 

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