欧米ステランティスは10日、モロッコ北部の大西洋岸にあるケニトラ(Kenitra)州のアトランティック・フリーゾーン(Atlantic Free Zone)にある工場の生産能力を倍増すると9日付で発表した。


同工場の年産能力を20万台から40万台に引き上げるほか、「スマートカー」のプラットフォーム(車台)の生産も同工場で開始するための準備を始める。投資額は3億ユーロ(432億円)に上る。新規雇用創出は2000人となる見込みだ。

■超小型EVを年産5万台

同社はスマートカーについて2人乗りの超小型EV(電気自動車)であるシトロエン「アミ(Ami)」とオペル「ロックスイー(Rocks-e)」と説明しており、同工場での年産能力は5万台となる見込みだ。

同社は中東アフリカ地域で2030年までに年間100万台の生産能力を構築する目標を掲げており、同地域を欧州と北米に続く重要市場と位置づけている。

2022/11/11

 

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