電気自動車(EV)の商用車を開発する米セントロ・エレクトリック・グループ(Cenntro Electric Group)はこのほど、独西部ノルトライン・ヴェストファーレン州ヘルネで取得した組立工場の操業を開始したと発表した。軽型トラックのEVである「メトロ(Metro)」と「ティーマック(TeeMak)」の生産を開始した。


同社は今年3月に自動車物流会社の独Mosolfから商用小型EVメーカーの独Tropos Motors Europe(TME)の株式65%を取得したと発表。TMEの社名をセントロ・オートモーティブ・ヨーロッパに変更し、セントロブランドとして製品を販売するとしていた。

■商用バンのEV生産も予定

同工場は組立生産エリアとエンジニアリングセンター、数エーカーの広さを持つ在庫保管エリアで構成されている。近い将来には商用バンのEVである「ロジスター」シリーズや配達用電動二輪車の生産も追加する方針だ。

メトロの全幅は1400mmで全長は3700mm、全高は1900mm。航続距離は電池パック2個を搭載するグレードで260キロメートル、最大積載量は580キログラムとなっており、電池パック1個のグレードではそれぞれ130キロメートル、700キログラムとされる。

2022/11/14

 

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