独フォルクスワーゲン(VW)は15日、電気自動車(EV)専用プラットフォーム(車台)の「MEB」をベースにした「ID.」シリーズの販売が50万台を突破し、予定よりも1 年早く販売目標を達成したことを明らかにした。

■受注台数は前年比で65%増

VWは2020年10月、ID.シリーズの最初のモデルとなるコンパクトカーの「ID.3」の納車を開始。部品の供給が厳しい状況が続いているにもかかわらず、50万台の販売目標を前倒しで達成した。受注台数は13万5000台に上り、21年比で65%増となっている。

セールス・マーケティング・アフターセールス担当取締役のラベー氏は「私たちは、eモビリティ攻勢で正しい道を歩んでおり、サクセスストーリーは進行中だ」とし、「VWを持続可能なモビリティのなかで最も望まれるブランドにするという私たちの目標には変わりはない」と述べている。

VWは2026年までに10車種の新しいEVを導入する予定で、欧州での内燃エンジン搭載車の生産は33年までに終了する計画。

2022/11/17

 

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