韓国の現代自動車グループ傘下の自動車部品大手である現代モービスは17日、車載ディスプレーの近接検知表示技術「クイック・メニュー・セレクション(Quick Menu Selection)」を世界で初めて開発したと発表した。ディスプレーに指を近づけると頻繁に使用するメニューが自動的にポップアップし、画面に触れなくてもジェスチャーでメニューを選択できるという。これにより、ドライバーによる操作を最小限に抑え、視線の拡散を防ぐことで安全運転を維持できるという。

■赤外線センターを応用

これまでにさまざまな製品に広く採用されてきた赤外線(IR)センサーを車載位置センシングに応用。「時差光センシング技術」を用いて必要なセンサーの数を最小限に抑え、手のジェスチャーと移動方向の検出精度を向上させる検出アルゴリズムに基づく自動キャリブレーション(モニター画面補正)技術を適用した。

ジェスチャーシステムに基づくクイック・メニュー・セレクションにより、タッチスクリーンを何度もタップしなければならない面倒な操作プロセスを大幅に簡素化できるとしている。

2022/11/21

 

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