ロシアの自動車メーカーであるソラーズ(Sollers)はこのほど、ロシア連邦のタタールスタン共和国の首都カザンにある産業団地のイノベーティブテクノパーク「Idea」に「ソラーズ製品開発・研究開発(R&D)センター」を建設することで合意したと発表した。2023年中に開所する計画だ。


■LCV関連の開発を重視

新センターでは小型商用車(LCV)部門での新たな改良技術の創出やモデルレンジの拡大に注力するほか、エンジニアリング支援を行い、エンジン製造プロジェクトを含む自動車生産分野全体の国産化プログラムに取り組むとしている。

新センターの活動領域はこのほか、自動車向け電子アーキテクチャー分野やデジタル制御技術分野の能力開発に及ぶ。これにはテレマティクスシステムや運転支援システム、マルチメディアデバイス向けのオペレーティングシステム(OS)、V2X(Vehicle to Everything)技術などが含まれる。新センターではまた、LCVの電動モデル用の統一モジュールソリューションを開発する予定という。

2022/12/13

 

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