豊田通商は1月31日、西アフリカのガーナの工場でスズキの小型車「スイフト」のセミノックダウン(SKD)生産を昨年9月に開始したことを受け、1月30日に記念式典を開催したと発表した。

■2ブランド混流生産

豊田通商は2020年6月、ガーナに車両生産会社TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA(TTMG)を設立。21年6月に日本企業としては同国初となる工場でトヨタ自動車のピックアップトラック「ハイラックス」のSKD生産を開始している。

豊田通商にとって、アフリカでのスズキ車の生産と2ブランドの混流生産は初めて。今回のスイフトのSKD生産は、19年1月にトヨタからアフリカでの営業業務の全面移管を受けた豊田通商と、19年3月に協業合意したトヨタとスズキのアライアンス強化・拡充の一環として実行された。

■アフリカ4カ国で生産

豊田通商グループは現在、アフリカではエジプト、ケニア、ルワンダ、ガーナの4カ国で車両生産を行っている。TTMGのガーナ南東部テマ市の工場は、年産能力が1700台、従業員数は約50人規模。

2023/2/1

 

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