自動車部品大手の米ジェンテックス(Gentex)は1日、ミシガン州西部のケント郡グランドラピッズ(Grand Rapids)市に小規模な工場を設置すると発表した。同州西部のオタワ郡ジーランド(Zeeland)市にある本社工場の分工場と位置づけている。

グランドラピッズ市はミシガン州でデトロイトに次ぐ第2の都市であることから、従業員の通勤の利便性に配慮して分工場の設置を決めた。分工場では門扉やガレージのドアなどを車内から操作するための車載ホームリンク製品の組立などを行う。分工場の従業員数は50人で、今年の5月後半に操業を開始する見通しだ。投資額については公表していない。

■近く保育所を開設、スペイン語話者の生産ラインも用意

同社は人材不足が続いていることから、今年の春ごろには本社工場内に1シフト当たり最大250人を預かることが可能な保育所を併設する予定。昨年にはスペイン語話者の従業員だけを集めた190人の生産ラインを設置するなど、福利厚生の充実を図っている。

2023/2/2

 

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