商用車向けエンジン大手の米カミンズは23日、フォルビア(Forvia)グループ傘下の仏フォルシアから欧州と米国での商用車排ガス後処理事業の一部を買収することで合意したと発表した。カミンズは関係当局からの承認取得や労働組合との協議などを経て今年の年末までに売却手続きを完了させたい意向だ。

売却対象にはフォルシアが保有しているオランダ南西部リンブルフ州ルールモント(Roermond)と米インディアナ州コロンバスの工場や技術センターが含まれる。買収額は1億4200万ユーロ(約212億円)に上る。

フォルシアは商用車排ガス処理に関するクリーンモビリティ事業について、今後も中国やインドで継続する方針。カミンズもフォルシアとの取り引きを継続するとしている。

2023/5/24

 

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