独フォルクスワーゲン(VW)グループの商用車事業子会社トレイトン傘下のスウェーデンの商用車大手スカニアは30日、ポーランド北部ポモージェ県スウプスク(Slupsk)にある既存工場でのバス車体の製造を終了すると発表した。今後はバスのシャシーやパワートレインの生産と車体製造業者への供給に注力する方針だ。
同社は2024年の第1四半期(1~3)末までにスウプスク工場でのバス車体の生産を終了することを決定した。スカニアブランドのバスである「シティワイド」と「インターリンク」、低床バス向けシャシーの同工場での生産を終了する。そのほかのフロントとリアのエンジンシャシーや各種パワートレインの同工場での生産は継続する。
■提携先と協力して完成車の販売は継続
同社は今回の決定によりバスの完成車の生産から撤退するものの、提携先の車体製造業者と協力することでバスの完成車の販売はその後も継続するとしている。
2023/5/31