韓国の現代自動車グループ傘下の自動車部品メーカー大手、現代モービスは1日、インドネシアの西ジャワ州ブカシ県で電気自動車(EV)向け電池システムを製造する新工場の建設を開始したと発表した。新工場は同県内のデルタマス・インダストリアル・コンプレックス内に所在する。


投資額は800億ウォン(約85億円)で、敷地面積は3万3000平方メートル。2024年上半期中の生産開始を予定している。生産能力や新規雇用創出については言及していない。

■現代自とLGESの合弁から電池セルを調達

現代自動車グループとLG化学の電池事業子会社であるLGエナジーソリューション(LGES)の合弁会社であるHLIグリーンパワーの工場で製造された電池セルに熱制御用のコントローラーなどを組み合わせてモジュール化し、現代自の現地法人であるヒュンダイモーター・マニュファクチャリング・インドネシアのEV工場に納入する。

現代モービスの新工場とHLIグリーンパワーの間の距離は10キロメートルで、ヒュンダイモーター・マニュファクチャリング・インドネシアとは同3キロとされる。ただし、現代モービスは現代自以外のEVメーカーへの供給も目指すとしている。

2023/06/02

 

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