米ゼネラル・モーターズ(GM)は5日、ミシガン州フリントにある2工場に計10億米ドル超を投資すると発表した。化石燃料を使用する内燃エンジンを搭載する次世代の大型ピックアップトラックの生産を準備するための措置としている。


フリント・アセンブリー工場には7億8800万米ドルを投資する。ボディ製造工程を拡張して最終組立ラインのコンベアを延長するほか、新型の各種ツールや設備も導入する。フリント・メタル・センターには2億3300万米ドルを投資する。新たなスタンピングダイを導入するほか、プレス工程の改造や新設備の設置も行うとしている。

■22年の大型ピックアップトラック販売は38%増

次世代の大型ピックアップトラックの詳細については後日に公表するとした。同社の大型ピックアップトラック販売は好調で、昨年の販売実績は前年比38%増の28万8000台だった。

ただ、同社は今年1月にフリント・エンジン工場で第6世代のスモールブロックV型8気筒エンジンの生産を準備するために5億7900万米ドルを投資すると発表しており、同エンジンが次世代大型ピックアップトラックに搭載されるとみられている。

2023/06/06

 

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