欧米ステランティスは5日、ベルギーの金属リサイクル企業であるガルー(Galloo)と廃車リサイクル事業の合弁会社を設立すると発表した。今年の年末ごろの営業開始を目指すとしている。

同合弁会社は廃車となった車両を引き取り、部品の回収と再利用、再加工、再資源化を行う。ステランティス以外のメーカーの車両も取り扱う。まずはフランスとベルギー、ルクセンブルクで業務を始め、将来的には欧州全域への展開を目指す方針だ。ただし、同合弁会社の商号や出資比率については言及しなかった。

ステランティスが昨年3月に発表した中期経営計画の「Dare Forward 2030」では、リサイクル事業の売上高を2030年までに2021年比で10倍増の約20億ユーロ(約3000億円)に引き上げ、寿命を延ばした製品・サービスの売上高も4倍に到達させる目標を掲げている。

2023/6/7

 

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