在モスクワの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、コンサルティング会社PPC JSCから提供されたデータに基づき、2023年6月のロシア国内の新車販売台数(乗用車、小型商用車)が前年同月比133%増の8万7357台だったと発表した。上半期(1~6月)の累計販売は前年同期比9.9%増の42万8308台となった。AEBは23年通年の新車販売が100万台に達する可能性があるとみている。


AEBは、PPC JSCのデータはオーナーに引き渡された新車の台数をベースにしており、新車市場の状況と動向をより客観的に評価できるとしている。

一方でAEBが自動車メーカーと正規輸入業者からのデータに基づいてまとめたところによると、6月の新車販売台数は88.3%増の5万2279台で、1~6月の累計は3.1%減の35万8921台となっている。

■首位ラーダが272%増

6月のブランド別の販売台数は、首位の自動車最大手アフトワズのラーダが272%増の2万7839台と5カ月連続で増加。長城汽車のHavalブランドが406.1%増の8285台で2位を維持した。GAZ LCVが70.3%増の4616台と4カ月連続で増加し、4位から3位に上昇している。

長安汽車が941.3%増の3603台と5カ月連続で増加し、5位から4位に上昇。UAZが114.7%増の3398台と4カ月連続で増加し、6位から5位に上昇した。長城汽車のGreat Wallブランドが2513.3%増の1568台で7位から6位に、中国第一汽車集団(一汽集団、FAW)が343.6%増の936台で9位から7位に、それぞれ上昇した。



2023/07/07

 

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