ENEOSは2日、日本・サウジアラビア両国政府立ち会いの下、サウジ国営石油サウジアラムコ、出光興産との3社間で合成燃料の協業に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。

ENEOSはカーボンニュートラル社会で国内のエネルギー供給を支え続けるため、合成燃料などのカーボンニュートラル燃料事業開発に取り組んでいる。合成燃料「e-fuel(イーフューエル)」は二酸化炭素(CO2)と水素(H2)を原料とし、製品ライフサイクル全体でCO2排出量を抑制可能。液体燃料で、既存インフラを活用できるため、自動車を含む幅広い領域や業界のエネルギー転換に貢献できるという。

日本は年間の原油消費量の3分の1以上をサウジアラビアから輸入している。ENEOSは今後もサウジアラムコとの関係をより強固にしていくとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向け、協業拡大の可能性を追求するとしている。

2023/8/3

 

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