欧米自動車大手のステランティスと南アフリカ政府の貿易産業競争省(DTIC)、産業開発公社(IDC)は13日、ステランティスの新工場が東ケープ州ゲベラ近郊にあるコエガ特別経済区(Coega SEZ)で建設されると発表した。3者は今年3月に新工場建設を発表したものの、その際には立地や生産能力などの詳細については言及していなかった。


投資額は30億ランド(約232億5000万円)で、生産能力はCKD方式で年間5万台とされる。まずは1トンピックアップトラックを生産する方針だ。新工場で生産した車両は南ア国内で販売するだけでなく、輸出することも想定している。

■26年前半に生産開始、現調率の目標は30%

2025年中に完工し、2026年前半に生産を開始する予定としている。部品の国内調達率は当初に30%超を目指すという。

ステランティスは昨年3月に発表した中期経営計画の「Dare Forward 2030」で中東アフリカ(MEA)地域では2030年までに年間100万台の販売を目指すとし、このうち70%を域内で生産するとしていた。

2023/09/15

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する