住友電気工業は30日、自動車向けのリチウムイオン電池用のタブリードや、高機能・高耐熱電線などの製造を目的に、メキシコ中西部アグアスカリエンテス州に新会社のJudd Wire Mexico(JMEX)を設立したと発表した。2025年6月に稼働を開始し、従業員は同年末に約300人に上る見込み。


自動車・モビリティ分野のCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の進展により、北米での高機能電線・配線材の需要が大幅に拡大すると見込まれるため、新会社の設立を決めた。

アグアスカリエンテス州政府開発局が9月14日に開催した投資案件公表セレモニーで、同州のマリア・テレサ・ヒメネス・エスキベル知事は「300人の雇用が生まれることを大変喜ばしく思う。選定理由である治安が良い点は、今後もさらなる改善を重ねていく」とコメント。マヌエル・アレハンドロ・ゴンザレス・マルティネス同州経済開発局長は「州政府のジョブ・フェアなどを通じてJMEXの採用をサポートする」と述べたという。

2023/10/31

 

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