旭化成は10月31日、リチウムイオン電池(LIB)用セパレーター「ハイポア」の米国と日本、韓国の塗工能力を増強すると発表した。

設備投資額は約400億円で、米ノースカロライナ州シャーロットと宮崎県日向市、韓国・平澤(ピョンテク)市の拠点で塗工能力を年間で計約7億平方メートル増強する。2026年度上期から順次、商業運転を開始する。

これにより、同社の塗工能力は年間で約12億平方メートルとなり、電気自動車(EV)にして約170万台に相当する供給能力を備えることになる。高機能で長寿命な車載用途向けの湿式セパレーターを供給し、北米と日本、韓国などの各市場のLIBサプライチェーンの構築に寄与するとしている。

2023/11/1

 

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