独フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディは7日、ハンガリー北西部のジェール(Gyor)工場で電気自動車(EV)用の新型モーターの生産を開始したと発表した。新型モーターは「Q6 eトロン(e-tron)」から搭載が始まるとされている。

新型モーターはアウディがポルシェと共同開発した高級EV用プラットフォーム(車台)「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」をベースとするモデルに搭載される。Q6 eトロンがPPE車台で生産される最初のEVとなる。

■3本の生産ラインで日産能力は2000個

新型モーターの生産ラインは3本で構成されており、700人の従業員が3交代で従事する。日産能力は2000個。まずは独インゴルシュタットの本社工場に納入することになっている。 PPEのEVはアウディと中国の国有自動車メーカー大手の中国第一汽車集団(一汽集団)の合弁会社でも生産されることになっているが、ジェール工場からモーターを供給するかどうかは分かっていない。

2023/11/9

 

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