日本発條(ニッパツ)は17日、メキシコの生産拠点でのモーターコア(モーターの鉄芯)の生産能力を増強するため、新工場を建設をすると発表した。

メキシコの生産子会社ニッパツメキシコが中部グアナファト州イラアプトの生産拠点に約75億円を投じ、すでに取得済みの既存工場の隣接地にモーターコアの専用工場棟を建設する。2024年1月に着工予定。専用工場とすることで効率的なレイアウトとなり、生産性が向上するとしている。

同社は今年11月に竣工する神奈川県厚木工場のモーターコア生産棟と合わせ、日本とメキシコ、中国での生産能力を2022年度との対比で約4.5倍にしていく計画。これによりモーターコアの事業の売上高は30年度に300億円超を目指す。

ニッパツメキシコはニッパツの米国子会社NHKインターナショナルの100%出資で13年9月に設立。主に自動車用の懸架ばねを製造し、既存工場の一部でモーターコアの生産を行っている。

2023/11/20

 

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