ジェイテクトは21日、軽量・コンパクトのコラムアシストタイプ電動パワーステアリング装置「C―EPS」を開発したと発表した。同製品は中国の国有自動車メーカー大手の広州汽車集団(広汽集団、本社:広東省広州市)が17日に発表した伝祺(Trumpchi)ブランドのミニバン「E8」に採用されているという。


■高強度で高減速比の減速機を採用

C―EPSはパワーアシストユニットをステアリングコラムに配置するタイプ。EPSにはモーターの回転力をステアリングアシストに必要な駆動力に増幅する減速機を搭載しており、今回、高強度かつ高減速比タイプの減速機を採用した。

高減速比化はモーターの出力を抑えることにつながり、モーターの小型化を可能にした。これにより質量を減速機~モーター長で従来比8%、C―EPS全体で同11%、それぞれ削減した。

小型化した新開発のモーターでは、ジェイテクト独自の補正制御によりトルク変動を抑制し、作動音を従来比50%以上低減。静粛性向上も達成した。

2023/11/22

 

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