セントラル硝子は4日、同社が独自に開発したリチウムイオン電池用の電解液向け特定添加剤を含有する電解液と、同電解液を使用したリチウムイオン電池に関する同社保有の特許について、中国の化学メーカーである広州天賜高新材料(本社:中国広東省広州市)へのライセンス供与に関する契約を締結したと発表した。


セントラル硝子は同社が開発した添加剤「ジフルオロビス(オキサラト)リン酸塩」含有電解液について、天賜高新材料に対して中国国内限定で製造、使用、販売のために対象特許を実施する権利を付与。非独占的通常実施権とサブライセンス権は付与せず、セントラル硝子が承諾した販売先にのみ同電解液の販売を認めるという。

セントラル硝子が開発した添加剤は電解液に添加することによって高出力、長寿命、高安全性など、優れた電池性能を実現することが可能という。

2023/12/05

 

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