自動車産業向けネットワークアクセス機器(NAD)のサプライヤーのローリング・ワイヤレス(Rolling Wireless)はこのほど、調達事業をルクセンブルクの本社ローリング・ワイヤレスSARLに統合したと発表した。


11月1日付で調達業務のすべてはローリング・ワイヤレスSARLが行う。これには、グローバルサプライヤーからのすべての部品と、ローリング・ワイヤレスの製造パートナー(EMS)からのすべての最終製品の購入が含まれる。

ローリング・ワイヤレスはシエラ・ワイヤレスの自動車事業部門の売却により、2020年に独立企業として創設。世界中に250人以上の自動車に関する専門家を擁し、ルクセンブルクのほか、フランス、ドイツ、香港、日本、韓国、米国に販売・サポート事業所を構えており、中国とハンガリーには研究開発(R&D)センターを置いている。同社は自動車産業向けNADの世界有数のサプライヤーで、これまでに5000万点以上の自動車グレードのセルラーモジュールを出荷している。

ローリング・ワイヤレスの中期的見通しは、5G NADとV2X(Vehicle to Everything)ソリューションの高い需要により、引き続きポジティブ。30人超のエンジニアを採用し、ハンガリーの首都ブダペストのソフトウエア開発拠点を拡大したことで、アジャイルソフトウエア開発サービスを拡充したという。

2023/12/12

 

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