独フォルクスワーゲン(VW)傘下の新ブランドであるスカウト・モーターズ(Scout Motors)は12日、ミシガン州ノバイ(Novi)で研究開発(R&D)拠点を新設すると発表した。荒れ地での走行に適したピックアップトラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)の電気自動車(EV)を開発する。

同拠点の名称は「スカウト・イノベーション・センター」で、スカウトによる投資額は1100万米ドル。新規雇用創出は200人とされる。

■ミシガン州は1000万ドル助成

同州政府はミシガン・ストラテジック・ファンドのミシガン・ビジネス開発プログラムを通じ、雇用実績などに応じて1000万米ドルの助成金を承認。これとは別に同州オークランド郡も15万米ドルの助成を行う。

スカウトは2022年に発足したばかりの新ブランドで、サウスカロライナ(SC)州コロンビア近郊で同ブランドとして初の工場を建設中。投資額は20億米ドルで、フル稼働時の生産能力は年間20万台とされており、2026年末までに量産を開始する予定となっている。

2023/12/14

 

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