住江織物(本社:大阪市中央区)は21日、メキシコの自動車内装材向け合成皮革製造子会社であるSuminoe Textile de Mexico(STM)がメキシコ中部のグアナファト州イラプアト市に新設した自動車内装材向け合成皮革の新工場の開所式を11日に行ったと発表した。


■24年6月に量産開始へ

STMは2013年の設立で、今年1月に工場と倉庫機能を持つ新建屋の建設を開始。投資額は約30億円で、2024年6月の量産開始を予定している。

住江織物の自動車内装事業は天井材、シート表皮材、カーマット、フロアカーペットなど、足元から天井まで自動車内装材をトータルで供給できることが最大の特長という。同社は日本国内だけではなく、米国、メキシコ、中国、タイ、インドネシア、インドの海外6カ国・11拠点に製造・販売拠点を拡大。今後の重点取り組みとして北中米拠点のさらなる強化を挙げており、グローバルで拡大する合成皮革市場へのニーズに応えながら2027年5月期までに合成皮革事業の売上高100億円以上の達成を目指している。

2023/12/22

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する