中国の車載電池メーカー大手の国軒高科(Gotion High-Tech)は26日、本社を置く安徽省合肥市で第13回サプライヤー会議と2024年戦略発表会を23日に開催したと発表した。

■4つの戦略を発表

同社は2024年の品質、研究開発、グローバル化、サプライチェーンに関する4つの戦略を発表するとともに、23年の優れたサプライヤーを表彰し、戦略的サプライヤーと契約を締結した。

国軒高科は品質に関してプロセス能力の管理を強化するとともに包括的な品質指標を業界ベンチマークと一致させ、重大なペインポイントに対処し、電気部品の品質向上を優先することを計画している。

■第4世代の電池セルの設計を確定

研究開発の面では、量産中の第2世代の電池セルの性能を包括的に向上させるとともに、第3世代の電池セルの完全工業化を達成し、将来の急速充電市場に合わせた第4世代の電池セルの設計を確定する。

■27年に海外で100GWh超の供給目指す

グローバル化の面では、米州、欧州・アフリカ、アジア太平洋という3つの主要な海外市場で躍進を遂げることに焦点を当てる。27年には海外市場で100ギガワット時(GWh)以上を供給し、海外事業の売上高1000億元(約1兆9930億円)を上回るとともに、市場シェア10%を目指す。

サプライチェーンに関しては、社会的責任と環境要件を満たすグリーンで持続可能なサプライチェーンを構築する。これにはサプライヤーの炭素管理の促進と炭素排出量調査の実施、炭素排出量の段階的な最小化が含まれるという。

2023/12/27

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する