独BMWは10日、バイエルン州ミュンヘンにある本社工場を電気自動車(EV)専用の生産拠点に改修すると発表した。同工場では2026年から化石燃料を使用する内燃エンジン車と並行してEVの生産を開始し、2027年末にEV専用工場へと移行させる。

■6.5億ユーロ投資、4棟を新設

投資額は6億5000万ユーロ(約1040億円)で、最終組立ラインや物流エリア、ボディ製造工程など4棟を新設する。内燃エンジンの生産は英国のハムスホール工場やオーストリア北部のシュタイアー(Steyr)工場に移管する。

■1200人に影響

今回の改修によって影響を受ける従業員は1200人に上る見通し。EVの生産に向けた研修を受講させるか、あるいはほかの工場へ異動させる方針だ。

同工場では新型EVの「ノイエクラッセ」シリーズを生産する予定。同シリーズのEVはミュンヘン工場のほかにハンガリーや中国、メキシコの工場でも生産されることになっている。

2024/1/11

 

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