韓国の化学大手SKイノベーション(SKI)傘下の電池メーカーのSKオン(SK On)はこのほど、全固体電池の研究開発を行う米ソリッド・パワー(Solid Power)と研究開発(R&D)・技術ライセンス契約を締結したと発表した。全固体電池の開発を加速する。


今回の契約の下、SKオンは全固体電池セルの設計とパイロット生産工程にソリッド・パワーの技術をR&D目的で使用する権利を得る。ソリッド・パワーは硫化物固体電解質をSKオンに供給する。

■25年までに全固体電池のパイロットライン開設へ

SKオンは2025年までに韓国・大田広域市にある電池研究所に全固体電池のパイロットラインを開設する計画。両社は全固体電池の商用可に向けて協力を継続するとしている。

SKオンは21年、ソリッド・パワーに3000万米ドルを出資し、次世代の全固体電池を共同開発することで合意していた。ソリッド・パワーに対しては、米フォード・モーターや独BMW、韓国の現代自動車なども出資している。

2024/01/22

 

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