自動車部品大手の米ボルグワーナー(本社:ミシガン州アーバンヒルズ)は13日、中国の大手自動車メーカーのプラグイン・ハイブリッド車(PHV)とレンジエクステンダー式EV(電気自動車)に使用されるプラットフォーム用に、ブースト機能を備えたデュアル・インバーターを供給する契約を締結したと発表した。供給先のメーカー名は公表していない。ブースト機能付きデュアル・インバーターは今年9月からボルグワーナーが江蘇省蘇州市に保有する工場で製造する予定だ。

ボルグワーナーのブースト・モジュールは400ボルト(V)のデュアル・インバーターに直接一体化。電圧ブースト機能を備えたデュアル・インバーターは同社のヴァイパー(Viper)プラットフォームを使用しており、2つのインバーターと高出力昇圧モジュールを1つのコンパクトなパッケージに実装し、1つのマルチコア制御チップにより高い精度で2つのモーターを制御する。

主な利点としては電力密度と性能の向上、コスト削減、自動車メーカーによる車両への取り付けが容易になるフレキシブルなインテグレーションなどがあるという。

2024/2/15

 

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