自動車ルーフシステムと電池システムを製造する独ベバスト(Webasto)はこのほど、電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHV)向けの充電機製造事業を売却すると発表した。買い手は米国の投資会社であるトランサム・キャピタル・グループ(Transom Capital Group)とされる。


トランサムは同事業の株式の過半数を取得し、ベバストは同事業の少数株主となる。両社の合意文書は2月7日に調印されたとしている。

■独米墨の3工場がトランサム傘下に移管

同事業の売却価額や同事業の従業員数、売上高などについては言及していない。独バイエルン州プラネック(Planegg)と米カリフォルニア州モンロヴィア(Monrovia)、メキシコのグアナファト州シラオ市にある充電機の工場がトランサムの傘下に移管されることになった。同事業では急速充電機のほかにウォールボックスタイプの充電機も製造している。

ベバストは充電機事業を売却することで、今後はルーフシステムや電池システム、熱制御システムなどのコア事業に集中する方針だ。

2024/2/16

 

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