自動車の排出ガス浄化触媒を製造するキャタラー(本社:静岡県掛川市)は5日、米子会社キャタラー・ノースアメリカ(CNA、本社:ノースカロライナ州リンカントン)が同州ニュートンにサテライト工場の「ヒッコリープラント」を新設し、2月に操業を開始したと発表した。北米市場でスポーツタイプ多目的車(SUV)をはじめとする内燃エンジン車向け触媒の需要が高まる中、生産能力を高めることでニーズに対応する。

CNAは2001年の設立。主力製品である排出ガス浄化触媒の生産量はヒッコリープラント稼働前からグループ最大となっていた。新設したヒッコリープラントに導入する製造設備には自動化を取り入れ、より複雑化する触媒を製造できる最新技術を採用。CNAの本社工場が自然災害などの被害を受けた際のバックアップ工場としての役割も果たすという。

2024/3/6

 

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