スズキは15日、米スタートアップ企業のグライドウェイズ(Glydways)に出資したと発表した。グライドウェイズは軽自動車並みの小型電動車両を専用レーンで自動運転させる、オンデマンドのPersonal Rapid Transit(PRT、個人用高速輸送システム)を開発する。出資額は非公表。両社は自動運転車両の開発や生産などでの協業を検討している。
グライドウェイズは2016年の設立で、インフラ整備や運用コスト、車両台数を抑えながら必要な時に必要な台数だけ配車することが可能な、効率的で利便性の高い新しい交通システムを導入することを目指している。
スズキの鈴木俊宏社長は「小さな車両と簡易なインフラによって世界中の交通問題の解決を図るグライドウェイズのミッションに共感した」とコメント。スズキの「小・少・軽・短・美」の理念にも通じるグライドウェイズのソリューションの実現を加速させたいとしている。
2024/5/16