印タタ・モーターズ傘下の英JLR(旧ジャガー・ランドローバー)は21日、豪州の鉱業大手フォーテスキュー(Fortescue)が開発した電気自動車(EV)向け電池制御ソフトを採用すると発表した。次世代のEVラインアップで搭載するとしている。

JLRが採用した電池制御ソフトの名称は「エリシア(Elysia)」で、車両から収集した各種データを双子のようにコンピュータ上で再現する技術のデジタルツインと確率的な人工知能(AI)によって電池に生じる問題を特定して解決に寄与する機能を持つ。同ソフトを搭載することで電池の寿命が延びるほか、安全性や充電速度の向上、航続距離の延伸といった効果が期待できるという。

■レンジローバー・エレクトリックから搭載開始

JLRは年内に発売する予定の「レンジローバー・エレクトリック」から同ソフトの搭載を開始する。JLRはフォーテスキューと複数年契約を交わしたとしているが、金銭面での条件などの詳細については言及していない。

2024/5/23

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する