ドイツの自動車部品メーカー、キルヒホフ・オートモーティブ(KIRCHHOFF Automotive)は10日、同国の首都ブダペスト近郊のエステルゴム(Esztergom)の新生産拠点を正式開所した。投資額は約200億フォリント(約86億円)。これにより100人の新規雇用が創出される。


エステルゴムの既存工場に隣接して新たな生産・物流ホールを建設し、ロボット制御の溶接技術を導入した。

キルヒホフは2004年にエステルゴムに工場を開設し、今年で20周年を迎える。開設当初の6年間はスズキのハンガリー子会社マジャールスズキのエステルゴム工場のみに車体部品を供給していたが、その後は顧客基盤を拡大。現在はスズキのほか、独メルセデス・ベンツ、独アウディ、独フォルクスワーゲン(VW)、独BMW、VW傘下のチェコのシュコダ、米フォード・モーターのトルコ合弁フォード・オトサンのルーマニア工場など、約20の自動車ブランドに製品を供給している。

2024/06/11

 

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