豪連邦自動車商工会議所(FCAI)が3日発表した2024年6月の新車販売台数(乗用車、商用車)は前年同月比4.2%減の11万9659台と15カ月ぶりに減少した。上半期(1~6月)の累計販売は前年同期比8.7%増の63万2412台で、同期の過去最高を記録している。
■SUVが24カ月ぶり減少
6月の車種別の販売台数は、乗用車が3.3%増の2万1065台と5カ月連続で増加。スポーツタイプ多目的車(SUV)は5.5%減の6万5248台と24カ月ぶりに減少した。小型商用車(LCV)は3.3%減の2万7880台、大型商用車は17.6%減の5466台で、それぞれ11カ月ぶり、3カ月ぶりに減少に転じた。
■新車販売に占めるEVの割合8%に
6月の新車販売に占める電気自動車(EV)の割合は8%となり、前月の8.1%、前年同月の8.8%から低下している。1~6月のEV販売の累計は5万219台で、前年同期比では16.5%増加した。
■首位トヨタが11カ月ぶり減少
地元各メディアによれば、6月のブランド別の販売台数は、首位のトヨタ自動車が0.2%減の2万903台と11カ月ぶりに減少した。フォード・モーターは22.4%増の9493台と2桁増を続け、4カ月連続の2位。3位のマツダは2.3%減の9483台と前月に続いて減少した。
4位の起亜は8.9%増の8225台と5カ月連続で増加。三菱自動車が48.9%増の7723台と9カ月連続で増加し、6位から5位に上昇した。現代自動車は20.2%減の6552台と3カ月連続で減少し、5位から6位に後退した。
テスラは33.3%減の4683台と2桁減を続けたが、10位から7位に上昇。SUBARU(スバル)が9.3%減の4460台で8位だった。いすゞ自動車は23.1%増の4445台と3カ月連続で増加したが、7位から9位に後退。日産自動車が55.6%増の4293台で10位となった。
5月にはそれぞれ8位、9位だった上海汽車集団(上汽集団)傘下のMGと長城汽車はともに上位10ブランドから外れている。
2024/7/4