神戸製鋼所は16日、2022年4月にベトナム北部ハナム省に設立した電子材料用銅板条のスリット(条切り)加工・販売、技術サービス会社のKobelco Copper Alloy Vietnam(KCAV)の開所式を13日に行ったと発表した。
電気自動車(EV)市場の拡大など、自動車分野をはじめとするさまざまな分野での電装化が進展し、電子材料用銅板材の需要が増大していることから、神戸製鋼は東南アジアの需要の高まりに応じるため、KCAVを設立した。
KCAVは今年4月にスリット加工製品の生産と出荷を開始。今後も神戸製鋼の長府製造所(山口県下関市)で製造したマスターコイル(広幅コイル)をKCAVに在庫し、製品をタイムリーに納入することで需要の増加に迅速かつ柔軟に対応していくという。また、現地での技術サービス機能を兼ね備えることで、さまざまな顧客の要望に応えるとしている。
2024/7/17