パナソニックホールディングス傘下でリチウムイオン電池の製造を手掛けるパナソニックエナジーは19日、オーストラリア科学産業研究機関(CSIRO)とリチウムイオン電池製造に欠かせない原料であるニッケルに関し、新たなニッケル鉱加工技術の開発を目的とした共同開発に関する契約を締結したと発表した。将来的な豪州産のニッケル資源の活用と低コスト・低環境負荷の新規原料の創出、サプライチェーンの構築を目指す。
■高品位のニッケル資源確保
今回の共同開発では、CSIROの有する鉱物加工に関する知見と、パナソニックエナジーが保有する電池材料に関する知見を組み合わせることで、電池用途に最適な新たなニッケル鉱加工技術を開発し、豪州でのニッケル産業のさらなる拡大を図るとともに、パナソニックエナジーの将来の生産拡大に向けた高品位のニッケル資源の確保を目指す。
ニッケルの生産量はインドネシアなどの国々がリードしている一方、ニッケル鉱の埋蔵量で豪州は世界2位を誇る。今後需要が拡大するリチウムイオン電池の製造では、特に高容量電池向けの正極材の原料として欠かせないニッケルを低環境負荷のプロセスで生産することが重要で、電池用途を中心としたニッケルの利用拡大で豪州は非常に重要な役割を担うことが期待されているという。
2024/07/22


