商用車大手の独ダイムラー・トラックはこのほど、水素エンジン車を搭載する2タイプの試作車を発表した。建設機械メーカーのメルトバウアー・バウマシネン(Moertlbauer Baumaschinen)などと共同開発した。
1台はメルセデス・ベンツ「ウニモグU430」を改造したトラックで、もう1台は「クローラー」と呼ばれる不整地を走行するためのキャタピラ付き輸送車両となっている。共同開発プロジェクトには独経済省が資金を提供したとされる。
■最高出力は290馬力、ディーゼルエンジンを改造
トラックの水素タンクは700バールの圧力に対応しており、13キログラムのガス化した水素を貯蔵可能。クローラーも700バールのタンクに14.5キロのガス化水素を貯蔵できる。エンジンの最高出力は290馬力。水素エンジンにはカスタマイズされたピストンや吸気系統、イグニッション装置が採用されているものの、ディーゼルエンジンを小規模に改造する程度にとどまったとしている。
メルトバウアー・バウマシネンでマネージングディレクターを務めるArmin Moertlbauer氏は「量産化するためにはなすべきことが多いものの、政府と社会が水素エンジン車を選択するならば、そのための準備はできている」と語った。
2024/7/29


