駆動系ユニットの専門メーカーのユニバンス(本社:静岡県湖西市)は19日、タイの新興企業アーバン・モビリティ・テック(UMT)に出資を行ったと発表した。今後、電動モビリティ関連の製品開発などで連携するという。出資額は公表していない。
2016年に設立されたUMTは三輪タクシー「トゥクトゥク(Tuk Tuk)」の電動車の開発・製造・販売を行うほか、電動トゥクトゥクによるオンデマンドの相乗り型ライドシェアサービス「ムーブミ(MuvMi)」を提供している。
ユニバンスは駆動系伝達機構や変・減速機ユニットといったユニット製品の開発・製造・販売を行っており、自動車の電動化に伴い、かねて電動駆動システムの開発に取り組んできた。
東南アジア諸国では今後、経済成長や電気自動車(EV)シフト、IT・デジタル技術の進化によるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の普及などから、乗用車以外のモビリティ(商用車、二輪、三輪)の成長も期待される。ユニバンスはUMTとの連携を通じ、電動系商品の事業拡大と、UMTの技術を活用した新たなサービスのビジネスモデル構築を目指す。
2024/08/20