サウジアラビアのサウジ基礎産業公社(SABIC)は29日、電気自動車(EV)用電池の延焼防止で熱可塑性樹脂をベースにした熱暴走バリアソリューションが高い効果を示すという試験結果を発表した。
SABICが実施したサブシステムレベルの試験では、同社のガラス長繊維強化ポリプロピレン(PP)樹脂「STAMAX 30YH570」を用いて製造された最小セル間隔1mmの電池モジュールボックスが用いられ、円筒形電池「18650」の熱暴走伝播を抑止する効果的な熱バリアソリューションとして機能する可能性が示された。
このモジュールボックスは熱暴走の過程で隣接する電池に熱が伝わるセル間伝播を低減し、致命的な事故のリスクを軽減する上で必要な断熱性と難燃性を提供。さらに、STAMAX 30YH570を圧縮性発泡体と組み合わせることで、角形およびラミネート形電池の熱暴走伝播の抑止にも効果が期待できるとの結果も示されたという。
2024/08/30


