韓国の鉄鋼最大手ポスコはこのほど、傘下の総合商社ポスコ・インターナショナルが豪州の鉱業会社ブラック・ロック・マイニング(Black Rock Mining)と4000万米ドル相当の出資契約を締結したと発表した。これによりポスコはブラック・ロックへの出資比率を3.4%から19.9%に引き上げ、同社が所有する東アフリカのタンザニアにあるマヘンゲ(Mahenge)鉱山からの黒鉛(グラファイト)調達を拡大する。黒鉛は電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の負極材料として使用される。

■世界2位の黒鉛埋蔵量

マヘンゲ鉱山の黒鉛埋蔵量は推定約600万トンで、世界2位の規模を誇る。ブラック・ロックは年内に同鉱山の開発工事に着手し、2026年までにフル稼働を開始する計画。

ポスコ・インターナショナルは昨年、第1段階としてブラック・ロックに1000万米ドルを投じており、マヘンゲ鉱山の生産開始後に年3万トン、25年間で計75万トンの黒鉛を確保。今回の出資契約に伴い、さらに最大25年間にわたり、年3万トンの黒鉛を追加で確保できる。

ポスコはまた、ブラック・ロックと鉄鋼やセメント、自動車部品などに使用される産業用黒鉛のグローバル販売権契約を締結。黒鉛事業の範囲を二次電池向け以外にも拡大する計画だ。

2024/9/19

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する