自動部品メーカーのイクヨ(本社:神奈川県厚木市)は25日、ドイツの同業ヴェリタス(Veritas)の中国子会社である昆山偉理塑汽車部件(Kunshan Veritas Automotive Systems)を買収し、子会社化すると発表した。

品質向上やコスト削減、販路拡大などによるシナジー効果を目指す。巨大地震や台風などを含めた自然災害時の海外での事業継続計画(BCP)の見直しの一環でもあるという。

2025年3月末に昆山偉理塑汽車部件の株式51%を取得し、30年3月末に残りの49%を取得する予定。取得額は交渉中で、決定次第開示するとしている。

昆山偉理塑汽車部件は11年の設立で、主に自動車部品、燃料パイプ、ガソリン微粒子フィルター(OPF)、ターボ充電システムなどを製造している。

2024/9/26

 

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