韓国の化学大手SKイノベーション(SKI)は3日、潤滑油事業子会社のSKエンムーブ(SK Enmove)が南米チリのリチウム生産大手ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ(SQM)からヨウ素の供給を受けることで基本合意したと発表した。ヨウ素は次世代の自動車向け冷媒の重要材料になるとしている。

今回の合意ではヨウ素の供給を開始する期間や供給量に関する詳細については未定としており、後日の最終合意で取り決める見通し。SKIによれば、SQMはヨウ素の供給元として世界最大手で、今年の第2四半期(4~6月)決算では年間の供給量が1万4000トンに上るとの見通しを示したばかり。世界のヨウ素供給量に占めるSQMのシェアは35%に達するという。

■1月に現代自と次世代冷媒の共同開発で合意

SKエンムーブは今年1月に現代自動車グループと自動車向けの次世代冷媒の開発で提携すると発表。両社は冷房だけでなく暖房にも使用できる熱媒体のような冷媒の開発と実用化を目指している。電気自動車(EV)では内燃エンジンのように排熱を暖房に利用することができないことから、特に次世代冷媒の必要性が高いとされる。

次世代冷媒による熱制御システムは従来品に比べると特に暖房性能で30%の向上が見込まれており、現代自は特に冬季におけるEVの航続距離改善を期待しているとされた。SKエンムーブは今年6月に次世代冷媒が米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)から安全性と有効性について認証を取得したとしている。

2024/10/7

 

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